ビールのキャッチコピーから作る、コピーライティング実例

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この50年間で、
日本で最も輝いた
コピーライターの
スターといったら、

 

この方、
秋山晶さんと
いって

 

異論を
はさむひとは
いないでしょう。

 

「男は黙ってサッポロビール」

(http://www.sapporobeer.jp/)

 

実に
いまから
45年前、

 

1970年の
作品です。

 

当時、
サッポロビールは、
軽いイメージで

 

座標的には
女性的傾向が
あったそうです。

 

それをフルボディな
男性的イメージに
移行してほしい
というのが

 

宣伝部長から
託された
秋山さんのミッションでした。

 

NHKの調査で
魅力的な男性のイメージに
寡黙があるという
データがあったそうです。

 

男、
沈黙、
サッポロビール。

 

「男は黙ってサッポロビール」

 

1行の
ボディコピーも
入らない

 

新聞広告が
刷り上がったと
いうことです。

 

恐れ多くもこの
キャッチコピーを
ダウンフレームしてみました。

 

「男は黙って○○○」

 

「○○は黙って○○○」

 

「ふたりは黙ってシャンパーニュのグラスを重ねた。」

 

結婚式の披露宴の夜、
娘を嫁がせた父親と母親が
少し寂しくなった家の
リビングでそっと乾杯している。

 

そんなシーンを
描いてみました。

 

秋山晶さんの
キャッチコピーには
および着くわけもありませんが。

 

ところで、

「男は黙ってサッポロビール」

という
新聞広告が刷り上がった夜。

 

秋山さんは
宣伝部長とバーにいって、
ふたりとも
ウィスキーを飲んだそうです。

 

「街にキングトーンズの
 グンナイベイビーが流れていた。」

 

そんなフレーズで
文章を締めくくられる
秋山晶さん。

 

実は、これ
大ヒットした
シャネルズの名曲、
「Runaway」が流れる

 

パイオニアのオーディオの
テレビCMにつづく
伏線だと僕は思うのですが。

 

さて、
そんなことは
さておき、

 

次回もまた、
秋山晶さんの

 

偉大なる
不朽の名作キャッチコピーを
ご紹介いたします。

 

お楽しみに!

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