コピーを書くとき、
“スワイプ”するといいといわれる
有名なコピーがあります。
“ピアノコピー”とも
いわれる、
「私がピアノの前に座るとみんなが笑った。
でも弾き始めると!」
というキャッチコピーです。
これは、
以前にもご紹介した
広告の神様、
ジョン・ケーブルスが書いた
伝説の名コピーのひとつです。
アメリカの音楽学校の通信講座の
キャッチコピーですが、
アメリカの方なら誰もが知っている
ともいわれるコピーです。
でも、
誰もが知っている、
ということは
このコピーや、
それを真似したコピーを見たひとは
その“落ち”を
すぐに
見破ってしまうに違いありません。
それでは、
キャッチコピーとして
機能しないのです。
キャッチコピーの役目に
意外性ということがあげられます。
このケーブルスのピアノコピーも、
意外性があるから
見るひとの心に突き刺さるのです。
けれど、
“落ち”が最初からわかってしまう
そんなキャッチコピーが
どうしてひとの心を
動かせるでしょうか。
残念ながら、
このピアノコピーは
あまりに有名過ぎるのです。
あなたにお勧めしたいのは、
むしろほとんど知られていない
ダウンフレーム・ファイルを使って
ダウンフレームすることです。
1958年、横浜生まれ。同志社大学文学部卒業。
広告企画制作・株式会社エヌワイアソシエイツ、総合広告代理店・株式会社インターストラテジー、ソーシャルメディア専門広告代理店・株式会社ソルト等の経営者であり、広告プロデューサー、ブランディングプロデューサー、コミュニケーションクリエイター、ディレクター、コピーライター、コーチ、セミナー講師、作家、詩人として幅広く活動。大手企業の広告キャンペーンを手がけ、多くの商品をヒットに導く。30年以上の広告人としてのキャリアの中で培った、商品の隠れた可能性を見つけ、付加価値を高める独自のブランディング手法を確立。そのブランディングノウハウを広く提供し、著名人の撮影やクライアントのパーソナルブランディングをプロデュース。プロフィール構築からポートレート撮影、目標達成や成功をサポート。クライアントは多岐にわたり、カリスマブランディングプロデューサーとしても定評を集める。マイケル・ボルダック認定コーチ。経済産業大臣登録中小企業診断士。