もしあなたの
会社や商品のお名前が
少し長くて
覚えにくかったと
したら
どうしたら
いいでしょうか。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券さんは、
そんな課題を
こんなキャッチコピーで
解決しました。
「ちょっと長くて覚えづらい名前ですが。」
これは、
ダイナースカードの
メンバーに送られる
クラブ会員誌、
『SIGNATURE』
に掲載されていた広告の
キャッチコピーです。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券なんて、
失礼ながら
ほんとうに長い社名ですよね。
でも、
「ちょっと長くて覚えづらい名前ですが。」
といわれると。
いえいえ、
記憶に留めさせて
いただきます、
なんて気に
なるではありませんか。
僕は
証券会社さんに
お世話になることは
あまりありませんが、
それでも、
その節には
ぜひともよろしく
お願いいたします
という
気にはなります。
そして、
このキャッチコピーの
いちばんの目的は、
このキャッチコピーにつづく
ボディコピーを読んでいただくこと。
その目的を
しっかりと
果たすであろう
素晴らしい
キャッチコピーなのです。
しかも、
「ちょっと○○○で○○○しづらい○○○ですが。」
と
ダウンフレームできる
わけですが、
ポイントは、
欠点に思われそうなことを
認めてしまう
と
いうことなのです。
次回は、
このキャッチコピーと
まったく同じことを
いっているけれど
ちょっと表現違いの
キャッチコピーを
ご紹介しますね。
1958年、横浜生まれ。同志社大学文学部卒業。
広告企画制作・株式会社エヌワイアソシエイツ、総合広告代理店・株式会社インターストラテジー、ソーシャルメディア専門広告代理店・株式会社ソルト等の経営者であり、広告プロデューサー、ブランディングプロデューサー、コミュニケーションクリエイター、ディレクター、コピーライター、コーチ、セミナー講師、作家、詩人として幅広く活動。大手企業の広告キャンペーンを手がけ、多くの商品をヒットに導く。30年以上の広告人としてのキャリアの中で培った、商品の隠れた可能性を見つけ、付加価値を高める独自のブランディング手法を確立。そのブランディングノウハウを広く提供し、著名人の撮影やクライアントのパーソナルブランディングをプロデュース。プロフィール構築からポートレート撮影、目標達成や成功をサポート。クライアントは多岐にわたり、カリスマブランディングプロデューサーとしても定評を集める。マイケル・ボルダック認定コーチ。経済産業大臣登録中小企業診断士。