4.ビル・ゲイツはレオナルド・ダ・ヴィンチのノートを、アインシュタインはニュートンのノートを収集していた

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天才起業家の名を欲しいままにしたビルゲイツ氏は、いうまでもなくマイクロソフト社の創業者として、いまも世界を代表する企業家のひとりとして活躍しています。

 

そのビル・ゲイツ氏は、あのレオナルド・ダ・ヴィンチのノートの収集家としても知られています。

 

日本でも「ダ・ヴィンチノート」というテーマで展覧会が開催されたこともあり、年に1度、世界のさまざまな国でこのレオナルド・ダ・ヴィンチのノートが公開されているということなのです。

 

しかし、天才起業家のビル・ゲイツ氏が、なぜ500年近く前に生きたレオナルド・ダ・ヴィンチのノートを収集しているのでしょうか。

 

ビル・ゲイツ氏が学ぼうとしたのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの思考、発想のその過程、プロセスではないでしょうか。

 

それまで世の中になかったものを想像し、創造するための、その思考、発想のプロセスがノートには記されています。

 

びっしりと書かれた文字と図式の奥に垣間見れる、レオナルド・ダ・ヴィンチの脳のなか。知識や情報などでももちろんなく、どうやっていままでにない新しいものやことを発見し、発想していったのか。それをビル・ゲイツ氏は学び取ろうとしたのではないでしょうか。

 

そして、もうひとり。あの20世紀を代表する超大天才、アインシュタインも、ビル・ゲイツ氏と同じようにあるひとりの天才科学者のノートを収集していたというのです。

 

その天才科学者とは、万有引力の法則を発見したニュートンです。

 

アインシュタインは、ニュートンをライバル視していたともいわれていて、アインシュタインは自伝で、「ニュートンよ、私を許したまえ。今やわれわれは、あなたが創り出した概念を、直接経験の領域から遠く離れた概念に置き換えなければならない」と書きました。ニュートンを科学者、芸術家として誰よりもリスペクトしながら、それでもあえてニュートンが築いた「観察可能な事実を理論の根拠とする科学」からの脱却を誇らかに宣言したアインシュタイン。

 

そのアインシュタインが、ニュートンのノートを収集していたといわれるのもたいへん興味深い出来事のひとつです。

 

否定は、肯定から生まれます。

 

創造は、破壊から生まれます。

 

いずれにしても、元の構造への理解や探求から、新たな構造、フレームは生まれるのではないでしょうか。

 

もしかしたら、天才アインシュタインもまた、ニュートンの思考のダウンフレーマーのひとりだったのかもしれません。

 

 

 

アインシュタインは自伝で、「ニュートンよ、私を許したまえ。今やわれわれは、あなたが創り出した概念を、直接経験の領域から遠く離れた概念に置き換えなければならない」と書きました。ニュートンを科学者、芸術家として誰よりもリスペクトしながら、それでもあえてニュートンが築いた「観察可能な事実を理論の根拠とする科学」からの脱却を誇らかに宣言したアインシュタインもまた、ニュートンの思考のダウンフレーマーのひとりだったのかもしれません。

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