ボキャブラリーを増やすために。あの糸井重里さんに叱られたこと

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糸井重里さんの
お名前を
あなたもご存知でしょう。

 

いまは
ネット新聞、
『ほぼ日』の編集長として、

もしかしたらあなたもお使いの
ほぼ日手帳の企画制作者として、

 

さらには、
日本を代表する
オピニオンリーダーの
おひとりとして、

素晴らしいご活躍を
つづけておられます。

 

でも、
いまから30年以上前の
日本の
コピーライターブームは、

この糸井重里さんから
はじまったことを
知るひとは、

もしかしたら、
少なくなってしまったのかも
しれません。

 

「不思議、大好き。」

 

「おいしい生活。」

 

糸井重里さんがつくられた
数々の
名作キャッチコピー。

 

時代を動かしたという
言葉は、

そのまま
糸井重里さんを
表現する言葉

といっても
過言ではありません。

 

この糸井重里さんが

講師のひとりを
務められていた「広告学校」。

 

僕は、その
1期生でした。

そんな「広告学校」の
糸井重里さんが先生だった
ある日の授業で。

 

糸井さんは、
授業のはじめに
こんなことをおっしゃいました。

 

「みんな、国語辞典を出して。」

 

なんの前ぶれもなく、
そんな言葉を聞いた学友たちは
みんな怪訝な顔をしていました。

 

国語辞典を持ってくるように
などという指示は
一切なかったのですから
無理はありません。

 

そんな僕らに、

 

「君たち、コピーライターを目指しているのだろう。
 コピーライターは言葉のプロなのだから、
 国語辞典くらい
 いつももっていないとね。」

 

自慢ではありませんが、
僕はその教室のなかでたったひとり、
国語辞典を持っていました。

 

あまりに
当たり前のことですが、

コピーは言葉でできています。

 

その言葉が
ぎっしり集められた
国語辞典と仲良くすることは、

あなたが
キャッチコピーを書くためにも
きっと大切なことの
ひとつに

違いありません。

 

国語辞典で
勉強しよう、

などと肩に力を入れる必要は
ありません。

 

でも、
国語辞典と
仲良くなって

決して
損はありません。

 

 

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