コピーライティングで最も大切なこと、
それは「何を伝えるか」ということです。
あなたがもし、いまあるキャッチコピーを作るのに
なかなかいい一行が思い浮かばず悪戦苦闘しているとしたら、
あなたがもし、メルマガとかブログとかFacebookとか
ある長いコピーを書くのに、キーボードを叩く指が
止まってしまっているとしたら、
その前に、「何を伝えるか」、
「何を伝えたいか」、「何を伝えるべきか」を
考えてみてください。
それがあいまいなままキャッチコピーを作ろうとしても、
長いコピーを書こうとしても、それは無理な相談です。
コピーにしようとしなくていいので、
「何を伝えるか」、「何を伝えたいか」、「何を伝えるべきか」を
アトランダムに箇条書きで書き出していってください。
実際、日本を代表する大手企業、
日本を代表する大手広告代理店で、
数社による競合プレゼンテーションが行われるとき、
その戦いのメインテーマは、
「何を伝えるべきか」ということです。
マーケティングなどという大げさな言葉を使わなくても、
マーケティングの理論や知識を知らなくても、
「何を伝えるべきか」は考えられるはずです。
ここでもうひとつ大切なことは
“考える”ということです。
キャッチコピーも長いコピーも、
思いつくものではありません。
なんとなくコピーの神さまが
天才コピーライター達に思いつかせているような
そんな錯覚をしているひともいるようですが、
ごく一度、ほんの一握りの天才を除いて、
コピーは思いつくものではなく、考えるものなのです。
そして、僕は今回あなたに
どうやって考えていけばいいのか、
それをひとつひとつわかりやすく解説していきたいと思っています 。
コピーがどんどん思いつくひとは、
読んでくれなくていいし、読む必要もありません。
僕があなたと呼びかけているあなたは、
書けずに苦しんでいる、そんなあなたなのですから。
まずは、「何を伝えるべきか」、
それを考えることからはじめてみてくれませんか。
そのとき、必ずノートなりパソコンに
箇条書きを残していってください。
こんなのくだらない、などと思わずに
頭のなかにあるすべてを文章に落としていってください。
その箇条書きがやがてコピー作りの
宝の山になることをいまは信じて
ぜひやってみていただきたいのです。