なぜ、そのキャッチコピーが気になるのか

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キャッチコピーを作るためのトレーニング方法はいろいろありますが、そのひとつに、気になるキャッチコピーを見つけたら、なぜ、そのキャッチコピーが気になったのか、その理由を考えるという方法があります。

 

「週末京都」という雑誌『anan』のキャッチコピーがありました。

ふつうの言葉のようで、どこか心にひっかかる、それはなぜでしょうか。

 

「そうだ京都いこう。」という名作キャッチコピーがあります。

京都に関するキャッチコピーでは、群を抜く、まさにNo.1の王様コピーです。

「週末京都」というキャッチコピーが目に入った瞬間、この「そうだ京都いこう」というキャッチコピーのことも実は心の底では思い出しているのです。いや、潜在意識が思い出させているといったほうがいいかもしれません。

 

「そうだ京都いこう」というときの京都への旅は、おそらく2泊3日以上だろうと僕は勝手に考えるのです。

わざわざ京都まで出かけるのだから、せめて2泊くらいはしたいよね、というのが一般的な考え方ではないでしょうか。

京都へいく、という言葉には、京都で(ゆっくりしに)いくという言外の想いがともなうのです。

つまり、京都はいそいでいくものではなく、落ち着いて、じっくりと京都の時間を楽しむものだというのが一般的な既成概念なのです。少なくとも私はそう思うのです。

だから、「週末京都」というのは、たった1泊で、もしかしたら日帰りで京都を楽しもうという、いままでの京都の旅のアンチテーゼになるわけです。

いや、もちろん、そうでないかもしれません。

けれど、「週末京都」というキャッチコピーに一瞬目を奪われた私の心は、そんなことをきっと考えていたに違いないのです。

というようなことを考えることも、きっと自分でキャッチコピーを作るときのいいトレーニングになります。

 

いろいろと想いを巡らしてみる、想像してみる。

そう、キャッチコピー作りは、キャッチコピー創りではなく、ターゲットがまだ気づいていない想いや潜在意識を見つけだすことなのですかから。

野崎 美夫
1958年、横浜生まれ。同志社大学文学部卒業。
広告企画制作・株式会社エヌワイアソシエイツ、総合広告代理店・株式会社インターストラテジー、ソーシャルメディア専門広告代理店・株式会社ソルト等の経営者であり、広告プロデューサー、ブランディングプロデューサー、コミュニケーションクリエイター、ディレクター、コピーライター、コーチ、セミナー講師、作家、詩人として幅広く活動。大手企業の広告キャンペーンを手がけ、多くの商品をヒットに導く。30年以上の広告人としてのキャリアの中で培った、商品の隠れた可能性を見つけ、付加価値を高める独自のブランディング手法を確立。そのブランディングノウハウを広く提供し、著名人の撮影やクライアントのパーソナルブランディングをプロデュース。プロフィール構築からポートレート撮影、目標達成や成功をサポート。クライアントは多岐にわたり、カリスマブランディングプロデューサーとしても定評を集める。マイケル・ボルダック認定コーチ。経済産業大臣登録中小企業診断士。

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