1.ひとの心を揺さぶる普遍のコード進行、『カノンコード』

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まず、これを聴いてください。

 

ドイツの作曲家、ヨハン・パッヘルベルが1860年頃作曲したといわれる『カノン』という名曲があります。
この『カノン』のコード進行が「カノンコード」といわる不朽のコード進行なのです。

 

数々のヒット曲、大ヒット曲、100万枚突破の超大ヒット曲がこの「カノンコード」をダウンフレームして作曲されていることが、このYouTubeの『カノン進行メドレー』でおわかりいただけたと思います。

 

あのKANさんの『愛は勝つ』を筆頭に、岡村孝子さんの『夢をあきらめないで』、サザンオールスターズさんの『真夏の果実』、 ZARDさんの『負けないで』、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』、そして山下達郎さんの『クリスマス・イブ』と、いったいどれだけのミリオンセラーが「カノンコード」をダウンフレームして生まれたのか。もちろん、洋楽もありますし、『ジングルベル』のような子どもの頃から親しんできたメロディも実は『カノンコード』のダウンフレームだったのです。

 

 

もういちど、原曲の『カノン』を聴いてみてください。

 

『カノン』は正確にはカノン様式という音楽様式のひとつをパッフェルベルが作曲したもので、ベートーベンをはじめさまざまな作曲家が、それぞれの『カノン』を作曲しています。そのなかでも、不朽の名作といわれているのがこのパッフェルベルの『カノン』なのです。

 

いまから300年以上前に作ったこの曲がいまも世界の音楽界の普遍のヒットの法則としてダウンフレームされているのです。

 

ちなみ、この『カノン』を作曲したパッフェルベルの曲で、いまもよく聴かれているのはこの『カノン』しかないというのは、ある意味皮肉ですし、とても興味深いことです。

 

このひとの心に心地よく響く永遠不滅ともいえるコード進行を、パッフェルベル自身は、ダウンフレームしなかったということなのですから。

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