今回は
僕ではなく、
日本文学の巨匠のひとり、
川端康成さんを
先生にお迎えして、
偉大なる川端作品、
『雪国』を
ダウンフレームさせていただきます。
あなたも
この『雪国』の冒頭の
名文は、
もちろんご存じに違いありません。
「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国であった。夜の底が白くなった。」
この名文を、
大胆不敵にも
ダウンフレームしてみました。
「〇〇〇の長い〇〇〇を抜けると〇〇〇であった。〇〇〇の底が〇〇〇になった。」
僕は、
舞台を『雪国』の舞台の
越後湯沢から、
ハワイのビーチに変え、
旅行雑誌の
1ページのコピーを
書いてみました。
「椰子の長いトンネルを抜けると、そこは真っ白い砂が広がるビーチだった。胸の底が真っ青になった。」
僕がダウンフレームさせていただいた
その文章を読んで、
誰が川端康成さんの『雪国』の冒頭を
ダウンフレームしたものと
気づくでしょうか。
それはともかく、
こうして
文章の書き出しを
トレーニングすることも、
僕にとっては
貴重な
文章修行のひとつなのです。