秋山晶さんの
名作キャッチコピーの
ひとつに
こんな
キャッチコピーが
あります。
「苦い朝もある。」
これって、
なんの
キャッチコピーだと
思いますか。
正解は、
アヲハタのママレード
です。
(秋山晶全仕事:広告批評の別冊)
普段は、
バターや
イチゴジャムだけど
たまには、
ママレードは
いかがですか、
ということを
これほど見事な
キャッチコピーに
仕立て
上げられた
秋山晶さん。
天才などという
軽い言葉は、
あまり使いたくないのですが、
やっぱり
天才コピーライターの
おひとりに
違いありません。
「苦い朝もある。」
の
「も」も
心に
やさしく
刺さります。
誰もが
眠れない夜を
過ごして
そして、迎えた
苦い朝が
きっと
あるはずです。
いやぁ、
ダウンフレームすることを
忘れてしまいそうですが、
「○○○な朝もある。」
「○○○な○○○もある。」
もしくは、
「苦い○○○もある。」
でしょうか。
「幸せな死もある。」
ある時、
ある方のために、
こんなキャッチコピーを
僕は、
作らせていただきました。
アヲハタさんは、
キユーピーさん系列の
ジャムメーカー。
いま僕は、
キユーピーさんの
ある新製品の
広告キャンペーンも
担当させていただいて
いますが。
キユーピーさんの
広告の歴史に
恥じることのない、
そんな
キャンペーンに
しなければと
背筋が
伸びるばかりです。
ところで、
アヲハタは
アオハタでは
なく。
キユーピーは
キューピーでは
なく。
キヤノンは
キャノンでは
ないことを。
あなたは
ご存知でしょうか。
こんなことも
小さなことではないと
意識することを
忘れないで
くださいね。
1958年、横浜生まれ。同志社大学文学部卒業。
広告企画制作・株式会社エヌワイアソシエイツ、総合広告代理店・株式会社インターストラテジー、ソーシャルメディア専門広告代理店・株式会社ソルト等の経営者であり、広告プロデューサー、ブランディングプロデューサー、コミュニケーションクリエイター、ディレクター、コピーライター、コーチ、セミナー講師、作家、詩人として幅広く活動。大手企業の広告キャンペーンを手がけ、多くの商品をヒットに導く。30年以上の広告人としてのキャリアの中で培った、商品の隠れた可能性を見つけ、付加価値を高める独自のブランディング手法を確立。そのブランディングノウハウを広く提供し、著名人の撮影やクライアントのパーソナルブランディングをプロデュース。プロフィール構築からポートレート撮影、目標達成や成功をサポート。クライアントは多岐にわたり、カリスマブランディングプロデューサーとしても定評を集める。マイケル・ボルダック認定コーチ。経済産業大臣登録中小企業診断士。