コピーライティングで最も大切なことは、
「何を伝えるか」ということです。
でも、そのためにまず先に
考えなければいけないことがあります。
それは、「誰に伝えたいのか」
ということです。
広告は、広く告げると書きます。
広く告げるのだから、
たくさんのひとに伝わらなければならない。
それが落とし穴になってしまうのです。
たったひとり、
あなたが書くコピーで
誰の心を動かしたいのか
それを決めていただきたいのです。
それを“ターゲット”と呼びます。
“ターゲット”が絞り込まれていないかぎり、
あなたのキャッチコピーという“弾丸”は
どこへ飛んでいっていいのかわかりません。
「何を伝えたいのか」が
明確にならない多くの場合、
この「誰に伝えたいのか」ということが
曖昧なことがほとんどです。
「誰に伝えたいのか」がはっきりすれば、
その「誰」に伝えるべきことは
自ずからはっきりしてくるはずです。
広告はラブレターともいわれます。
ラブレターを相手を決めずに書くひとも
出すひともいないでしょう。
たったひとりの
“ターゲット”を決めることから
キャッチコピー作りはスタートします。
あなた、
あなたの商品、
あなたのサービスを
いったい誰に届けたいのか。
それを決めずにあなたがキャッチコピーを
作ろうとしているとしたら、
キャッチコピーを考えることなど
できるわけがありません。
しつこいですが、もう一度いいます。
「誰に伝えたいのか」、
それをもう一度考え抜いてください。
それが曖昧なまま
キャッチコピーを作ることはできません。
そして、それをはっきり絞り込みさえすれば
驚くほどカンタンに
キャッチコピーを作ることができるのです。
1958年、横浜生まれ。同志社大学文学部卒業。
広告企画制作・株式会社エヌワイアソシエイツ、総合広告代理店・株式会社インターストラテジー、ソーシャルメディア専門広告代理店・株式会社ソルト等の経営者であり、広告プロデューサー、ブランディングプロデューサー、コミュニケーションクリエイター、ディレクター、コピーライター、コーチ、セミナー講師、作家、詩人として幅広く活動。大手企業の広告キャンペーンを手がけ、多くの商品をヒットに導く。30年以上の広告人としてのキャリアの中で培った、商品の隠れた可能性を見つけ、付加価値を高める独自のブランディング手法を確立。そのブランディングノウハウを広く提供し、著名人の撮影やクライアントのパーソナルブランディングをプロデュース。プロフィール構築からポートレート撮影、目標達成や成功をサポート。クライアントは多岐にわたり、カリスマブランディングプロデューサーとしても定評を集める。マイケル・ボルダック認定コーチ。経済産業大臣登録中小企業診断士。